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こんにちは岡です。
今回の記事では、劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンのネタバレ、あらすじ、感想の三点を紹介します。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンと言えば、2018年に地上波で放送され、2019年には早くも外伝の映画が上映されて京アニの代表作品になりましたね。
すごいことに、原作の小説も初出版の2015年から3年でアニメ化するという驚異的な記録もあります。
そしてついに、2020年9月18日にコロナウイルスで延期となった劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンがついに放送されました。
その内容をこれから超詳しくネタバレしていきます。
まずは復習もかねて劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンのあらすじから見ていきましょう。
記事内容
劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデン|あらすじ
――――あいしてるってなんですか?
かつて自分に愛を教え、
与えようとしてくれた、大切な人。会いたくても会えない。
永遠に。
手を放してしまった、大切な大切なあの人。代筆業に従事する彼女の名は、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。
人々に深い傷を負わせた戦争が終結して数年が経った。
世界が少しずつ平穏を取り戻し、
新しい技術の開発によって生活は変わり、
人々が前を向いて進んでいこうとしているとき。ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、
大切な人への想いを抱えながら、
その人がいない、この世界で生きていこうとしていた。そんなある日、一通の手紙が見つかる・・・・・。
京アニ公式引用
劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン|ネタバレ
デイジーの物語
劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンはアン(50年分の手紙を書かれた少女)の孫と、ヴァイオレットの2つの時系列でお話が進みます。
まず最初にアンが死んでしまった世界観から物語が始まります。
アンの孫デイジーがアンが死んでしまったことを悔やんでいる中、一つの古い箱を見つけます。
その箱の中には見覚えのある手紙が何通も何通も入っていて、「これは何?」とデイジーが母に尋ねたところ、余命わずかのアンのお母さんが、彼女へ向けた50年分の手紙だと知ります。
その箱の中には金髪のドールの写真が入っていました。
ヴァイオレットの物語
そしてヴァイオレットのお話が始まります。
そのお話では、手紙から電話へと変わっていき、電波塔も完成してきたデジタル化が進んできた時代となりました。
ヴァイオレットは3カ月先まで代筆の予約が入っていて、忙しい中やっと休日となりました。
その休日はギルベルトの母の墓へ行き、花を添え、郵便社へ帰ってきた時に電話がかかってきました。
電話の相手はとても重い病気にかかってしまった少年、ユリスで、彼の要望は「ドールは呼んだら来てくれるんでしょ?なら来てよ」というものでした。
ヴァイオレットは「お客様がお望みならどこへでも」という信念を貫くためにユリスのもとへ行き、代筆をするのでした。
手紙を出す相手はユリスの母、父、弟、そして友人へ。
彼は手紙を渡す相手に素直になれないことから、「僕が死んだその日に手紙を届けて」とのことを指切りで約束をします。
そして母、父、弟の手紙が書き終わり、友人への手紙を書こうとしたら、病気の症状が出てまた後日書くことになりました。
一通の手紙
死んだと思われていたギルベルトは、エカルテ島という場所で暮らしていました。
ギルベルトはそこで、島の子供の先生をしていて、ある時に「先生、ライデンシャフトリヒにいるお父さんへ向けた手紙を書いて」と言われ、子供の代わりにギルベルトが手紙を出すことになりました。
ですが、そのてがみは宛先がなく、ライデンシャフトリヒの郵便社へ留まるのでした。
宛先の無い贈り物は専用の倉庫へ移動され、その倉庫を整理するためにホッジンズとヴェネディクトが入ってきました。
そこでホッジンズがとある手紙を見つけます。
送り元は”エカルテ島”で、何よりその文字がホッジンズの知っている文字でした。
もしかしたらと思ったホッジンズはその手紙の島について調べるために、ディートフリート・ブーケンビリアのもとへ行き、この手紙について調べてくれと尋ねるのでした。
そして、郵便社へ戻ってきて、ヴァイオレットのもとへ行き「確証もないし、それが本当かどうかもわからない」と彼の名前を言いづらそうにしていたとき、ヴァイオレットが会話をさえぎるように「少佐…ギルベルト少佐ですか!?」と生きていると信じていたものがついに叶ったと思い、すぐに向かう支度をします。
デイジーの旅
デイジーは写真に写っていた金髪のドールを探す旅に出るのでした。
まずはライデンシャフトリヒの郵便社へ向かいましたが、郵便社は博物館となっておりました。
そして、博物館にいた老婆に「実はわたしも昔ここで働いていた。何かあったら何でも聞いて」と言われ、そこで一つの切手を見つけます。
その切手について聞いたら、「その切手はエカルテ島のみ扱っている切手」とのこと。
そしてデイジーはエカルテ島に向かいます。
ギルベルト
ついにホッジンズとバイオレットはギルベルトらしき人物のもとへ、ただ一通の確証もない手紙だけを手掛かりに行きます。
そして手紙の住所のもとへ行き、扉の前で、ヴァイオレットは待機するようにと言いますが、ヴァイオレットはすぐにでもギルベルトに会いたい様子。
ですが、「ギルにも都合があるだろうから」ということで扉の前で待機させます。
そして、扉を開き、ギルベルトのもとへ行こうとする時、家へ帰る途中の子供たちに出会います。
子供たちはホッジンズに「おじさん郵便社のひと?」と聞かれ、「あぁ」と答えます。
そして子供はホッジンズに「プレゼント」と言い、手の平を開けるとその中には片腕のないカマキリの死骸がありました。
驚いたホッジンズを面白おかしく笑うように、子供たちは去っていきます。
そしてその子供たちはヴァイオレットにも出会い、「プレゼント」と称してホッジンズの時と同じように片腕のないカマキリを見せますが、ヴァイオレットは驚きません。
むしろ「片腕の無いカマキリ」とつぶやきます。
そのつぶやきに対して子供は「うん!先生と同じ」と言ってヴァイオレットは「片目もない?」と言い、「うん!」と答えられ、ギルベルトであるかどうかの疑問は確信へと変わり、「先生についてもっと教えていただけませんか」と子供たちと話すのでした。
一方そのころホッジンズはギルベルトいる小屋の前へ立ち、ノックを三回。
扉の中からは「どうぞ」とよく聞いたことのある声がして、ホッジンズも確信します。
まさかホッジンズが来るとは思っていなかったギルベルトは「どこかわからない所でもあったのか」と言いながら振り返り、彼が来たことについて驚くのでした。
ですがそこではギルベルトは”ギルベルト”とは名乗っておらず、ヴァイオレットにも会えないとのこと。
ギルベルトはあの爆風の後、意識を失っていましたが、身元が分からないため修道院に連れてこられ、そのまま暮らしているとのこと。
そして「私は彼女を傷つけてしまった。お互いに合わない方が良い」と、ギルベルトブーケンビリアは死んだと。
ギルベルトの気持ちを察したホッジンズは日を改めると言いその場を離れヴァイオレットのもとへ。
ヴァイオレットと再び合流したホッジンズに彼女は「やはり少佐でした。会えるのですか?」と言いますが、ホッジンズは「『ヴァイオレットには会えない、お互いに合わない方が良い』って」と気まずそうに言います。
ですがヴァイオレットはそんなことよりもギルベルトに会いたい気持ちが多く、雨が降る中彼のもとへ行くのでしたが、彼はもうすでにその場所を離れていました。
ギルベルトの場所をつかんだホッジンズは、ヴァイオレットを連れてギルベルトの住む場所へ行きます。
ついにギルベルトに場所へ行ったヴァイオレットたちは、大雨の中ずぶ濡れになりながらもドアの前でギルベルトと話しますが、ギルベルトは「私は君を傷つけ過ぎた!帰ってくれ!」とのこと。
悲しくなったヴァイオレットは「また来ます」と言い残し、悲しみを胸に大雨の中走り出します。
ギルベルトの彼女に対する冷たい対応に対し、ホッジンズが「大バカ者!!」と叫び、ヴァイオレットを追いかけます。
そして、灯台で雨宿り、宿泊をします。
宿泊をしているさなか、モールス信号で「ユリス様が危篤です」というメッセージが来ました。
指切り
まだ友人への手紙も書いていないし、指切りをしたからという理由で帰ろうとしますが、大雨の中もう今日の便は無いと、次の日までは無いと言われ、絶望することに。
ですが郵便社は優秀な同期がいて、代わりにヴェネディクトが手紙を、アイリスが友人への手紙を代筆するために急いで病院へ向かいます。
そこには衰弱してしまって何時なくなるかもわからないユリスのすがたがありました。
とても手紙にできるほど余裕はなかったので、電話で友人と話すことにしました。
「お見舞いに来るなと言ってごめん」「いつもありがとう」を伝え、息を引き取るのでした。
そして、ユリスからの手紙が母、父、弟へと渡され涙します。
ギルベルトとの再会
次の日に、ヴァイオレットは”最後の手紙”と称して、「これを先生に渡して」と昨日会った子供へ伝えます。
そして、ヴァイオレットが帰りの船に乗りこみ、出発しようとしている最中、ギルベルトは兄のディートフリートに再開します。
「なぜ母の墓に来ない、お前は俺よりかわいがられていただろう。お前の代わりにヴァイオレットが毎月墓参りに来ている」と話していると、そこへ手紙が届けられます。
ディートフリートは「お前宛だ。読めよ」と強く言い、そこでギルベルトはその手紙を読むのでした。
『愛してるをありがとうございました。 私は少しでも愛してるがわかるようになりました。以下省略――――これが少佐へ送る最後の手紙です。』と。
ディートフリートは「ブーケンビリア家は俺が継ぐ。お前は自由になれ。彼女のもとへ行け」と言いうと、ギルベルトは大切なものを再び手にするために走り出します。
船はもう出発してしまいましたが、ギルベルトは船へ走る最中に「ヴァイオレット―――!!」と叫びます。
それに気づいたヴァイオレットは何も考えることなく、船を飛び出し、海を渡り、ギルベルトのもとへ行きます。
足首がちょうどつかるくらいのところで二人は再開し、号泣するヴァイオレットを片手で抱きしめ、「ずっとこうしてやりたかった」と話し、灯台で二人で暮らしヴァイオレットの物語は終わります。
エカルテ島についたデイジー
デイジー切手を頼りにエカルテ島に到着します。
エカルテ島で郵便社の役割をしている灯台へ行き、そこにいた受付のおじさんに切手のことについて聞きました。
「この切手はこの島だけに流通していて、この島にいたドールをモチーフにしてあるんだ。彼女の名は…」彼女の名前を受付のおじさんが口にしようとした瞬間に、デイジーは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」と言います。
「私の祖母も、彼女に手紙を書いてもらったのです」と言い、ラストのシーンで切手の絵が出てきました。
その切手の絵には碧い目をした金糸の髪の女性「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の絵が描かれていました。
ここで物語は終了します。
劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン|感想
アンの孫の冒険で、一つの切手を見つけた際に、なぜそれが気になったのかと気になりましたが、ヴァイオレットの絵が描かれていたんですね。
どうりでエカルテ島だとわかったわけです。
そして、ヴァイオレットも「生きている」と信じていた親愛なる相手に出会え、一緒に生涯を遂げて最高のハッピーエンドでしたね。
原作の小説とは全然違った内容ですが、とても感動しました。泣きました。
もしあなたが見ていないのでしたら、ぜひ見てみてください。
劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンは最高の映画です。
また、小説のヴァイオレット・エヴァーガーデンはストーリーが180°違います。
その違いを現在記事にしていますので、今しばらくお待ちください。
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